フラッシュバック。

2004年9月9日

友人からの突然の連絡。
忙しさのあまり暫く連絡の途絶えていた友人。
大きなチャンスと同時に妊娠が発覚し、手術してしまったと。
「後悔はしていないんだけど…」
繰り返す彼女。
そう言い聞かせているのか、本当にそうなのか。
どちらにせよ、自分の中の渦から抜け出せない感じ。
あたしには考えられない決断だけど、非難する気は無い。
それが1つの巡り合わせだ。

手術か…

手術室を思い出した。
そう遠くも無い過去、流産を経験した。
心臓が止まってしまい、手術を決心せざるをえなかった。
初期の流産は、7人〜10人に1人という確立。
珍しくも何ともないこと。
知っては居たけど、まさかあたしが…。
あたしも友人同様未だ抜け出せずに居る。
原因は単純に流産のことだけでは無い。解ってる。
してはいけなかった恋愛のこと。
彼の子？とか、まだ好きなの？とかじゃない。
そんなことじゃない。
ただ、自分の中でゆっくり消化してくしか無いこと。
生んであげられなかった、何も与えてあげられなかった子は、
あたしに、生まれてくる以上のものを与えてくれたと思う。